もつ鍋を一人鍋で楽しむ作り方!初心者でも失敗しない簡単レシピと絶品に仕上げるコツ

もつ鍋は、大きな鍋を囲んで楽しむ料理。そんなイメージがありますよね。でも実は、もつ鍋こそ一人鍋と相性がいいんです。食べたい量だけ作れて、味の濃さも辛さも自分好み。しかも、鍋ひとつで野菜までしっかり食べられます。

「もつの下処理が難しそう」「臭みが残ったらどうしよう」と感じるかもしれません。けれど、ポイントを押さえれば大丈夫。今回は、初心者でも作りやすい醤油味を中心に、一人分の材料、基本の作り方、絶品に仕上げるコツまで、順番にご紹介します。

一人鍋でもつ鍋を作る前に知っておきたい基礎知識

一人分のもつ鍋は食材を入れすぎないのがコツ

一人鍋の目安は、牛もつが120〜150g、キャベツが150〜200g、ニラが1/3束ほどです。ここにごぼうや豆腐を加えると、食べ応えのある一食になります。

具材をたくさん入れたくなりますが、鍋に詰め込みすぎると火が均一に通りにくくなります。直径16〜18cm程度の小鍋なら、具材は鍋の七分目くらいまでにしておくと安心ですよ。

もつの種類は牛小腸が初心者向き

もつ鍋で人気があるのは、脂の甘みを楽しめる牛小腸です。ぷるんとした食感で、スープにもコクが出やすいので、初めてなら牛小腸から始めると作りやすいと思います。

脂が苦手な場合は、牛もつの量を少し減らし、豆腐やきのこを増やしても構いません。豚もつは部位によって食感や下処理が異なるため、購入時に「鍋用」「下処理済み」と表示されたものを選ぶと迷いにくいです。

味付けは醤油ベースが失敗しにくい

醤油味は、もつの旨みを感じやすく、キャベツの甘みともよく合います。水250ml、醤油大さじ1、酒大さじ1、みりん小さじ2、鶏ガラスープの素小さじ1を基本にすると、すっきりしながら物足りなさのない味になります。

味噌味にしたいときは、醤油を小さじ2程度に減らし、味噌を大さじ1加えます。濃くなりやすいので、最初から調味料を入れすぎず、仕上げに味を見て調整するのがポイントです。

初心者でも作りやすい一人鍋もつ鍋の材料と下準備

一人分の材料をそろえる

基本の材料は、牛もつ120〜150g、キャベツ180g、ニラ1/3束、ごぼう30g、木綿豆腐50〜70gです。にんにく1片、輪切り唐辛子少々、白ごま適量も用意しておきましょう。

スープは、水250ml、醤油大さじ1、酒大さじ1、みりん小さじ2、鶏ガラスープの素小さじ1が目安です。甘めが好きならみりんを少し増やし、さっぱり味が好みなら仕上げに少量のぽん酢を添えてください。

もつの下処理で臭みを抑える

下処理済みの牛もつなら、表面をさっと水で洗い、水気をしっかり拭くだけでも使えます。臭みが気になる場合は、沸騰した湯に入れて2〜3分ゆで、ザルにあげて流水で洗いましょう。

脂を落としすぎると、もつ鍋らしいコクまで減ってしまいます。ゆですぎるのではなく、表面の余分な脂や汚れを流すくらいで十分。生のもつを扱ったあとは、手やまな板、包丁を洗剤で洗い、加熱用の食材として中心までしっかり火を通してください。

野菜は火の通り方で切り分ける

キャベツは大きめのざく切りにすると、煮ても存在感が残ります。ごぼうは薄いささがき、豆腐は食べやすい大きさ、ニラは4〜5cmに切るのがおすすめです。

にんにくは薄切り、または包丁の腹でつぶします。香りを強く出したいなら薄切り、やさしく効かせたいならつぶす方法が向いています。切ったニラは最後に使うので、ほかの野菜とは分けておきましょう。

もつ鍋を一人鍋で楽しむ基本の作り方

1. スープと火の通りにくい具材を煮る

小鍋に水、醤油、酒、みりん、鶏ガラスープの素、にんにく、唐辛子を入れ、中火にかけます。煮立つ前に、ごぼうと豆腐を加えておくと、だしがなじみやすくなります。

スープがふつふつしてきたら、下処理した牛もつを加えます。強く沸騰させ続けるより、中火から弱めの中火で温度を保つほうが、もつがかたくなりにくいですよ。

2. キャベツを重ねてじっくり煮込む

牛もつの上にキャベツをふんわり重ね、ふたをして4〜5分煮ます。最初は鍋からあふれそうに見えても、キャベツから水分が出て、しだいにかさが減っていきます。

キャベツを早くスープに沈めたいからと、最初から強く押し込む必要はありません。しんなりしてきたところで軽く混ぜれば、もつの脂とスープが全体に行き渡ります。野菜を歯ごたえのある状態で食べたいなら、煮込み時間を1〜2分短くしましょう。

3. ニラを加えて仕上げる

キャベツが柔らかくなったら、ニラを鍋の表面に並べます。白ごまを散らし、ふたをして1〜2分。ニラは煮すぎると色や香りが弱くなるため、しんなりしたところで火を止めます。

最後にスープを味見し、濃ければお湯を少し足します。薄い場合は醤油を数滴ずつ加えて調整してください。取り皿に盛るときは、もつ、野菜、スープを一緒に入れること。ひと口目から、鍋の旨みをしっかり楽しめます。

もつ鍋を絶品に仕上げる味付けと食べ方のコツ

もつの脂を味方にする

もつ鍋のスープは、具材を煮るうちに牛もつの脂が溶け出して完成していきます。最初から味を濃くすると、煮込んだあとに塩辛くなりがちです。「少し薄いかな」と思うくらいから始めるのがちょうどいいんです。

脂が多く出たときは、表面に浮いた脂を少しだけすくっても構いません。ただし、全部取り除くとコクがなくなります。脂の量を見ながら、好みのところで調整してみてください。

薬味で味の変化を楽しむ

まずはそのまま食べ、次にすりごまや柚子こしょうを加えると、味の印象が変わります。柚子こしょうは少量でも香りと辛みが強いので、取り皿にほんの少し溶かすくらいが目安です。

醤油味をさっぱり食べたいときは、ぽん酢を少し添える方法もあります。にんにくを増やしたり、黒こしょうや一味唐辛子を加えたりするのもおすすめ。味変調味料は鍋全体に入れず、取り皿で試すと失敗しません。

締めはちゃんぽん麺か雑炊で

具材を食べ終えたら、残ったスープで締めを作りましょう。ちゃんぽん麺や中華麺なら、スープが煮立ったところに入れ、麺が温まるまで煮れば完成です。スープが少ないときは、お湯を少し足してから麺を加えます。

ご飯で雑炊にする場合は、冷やご飯を軽く水で洗ってから入れると、粘りが出にくくなります。溶き卵と刻みねぎを加え、卵が固まったら火を止める。最後まで一人鍋を楽しめる、うれしい締めですよね。

一人鍋もつ鍋のよくある質問

Q. もつの臭みが残ってしまうときは?

A. まずは購入時に、鍋用や下処理済みと書かれた商品を選びましょう。さらに臭みが気になる場合は、沸騰した湯で短時間ゆでてから流水で洗い、水気を拭いて使います。

しょうがや酒を加えた湯でゆでる方法もありますが、長くゆですぎると脂や食感が失われます。下処理をしてもにおいが強い場合は、無理に食べず、商品の保存状態や消費期限も確認してください。

Q. キャベツ以外の野菜を入れてもいいですか?

A. もちろん大丈夫です。もやし、玉ねぎ、きのこ、白菜なども使えますが、野菜から水分が多く出るとスープが薄まることがあります。

白菜やもやしを多めに入れるときは、最初の水を少し減らし、仕上げに味を調整しましょう。ごぼうを加えると香りと食感が出ますし、豆腐を入れると脂のあるもつ鍋がまろやかになります。

Q. もつ鍋に合う鍋のサイズや具材の量は?

A. 一人分なら、直径16〜18cmで深さのある小鍋が使いやすいです。牛もつ120〜150g、キャベツ150〜200gを基本に、豆腐やごぼうを少量加えると、鍋の中が窮屈になりません。

吹きこぼれを防ぐため、スープは鍋の七分目を超えないようにします。加熱中は鍋から目を離さず、もつに火が通り、野菜が食べやすい柔らかさになったことを確認してからいただきましょう。

一人鍋のもつ鍋は、材料を切って煮るだけ。下処理と火加減さえ意識すれば、初心者でも十分おいしく作れます。まずは醤油味の基本レシピから始めて、次は味噌味や辛味のあるスープにも挑戦してみてください。

食べる量も、味付けも、締めのタイミングも自分次第。寒い日の夕食や、少し贅沢したい夜に、できたてのもつ鍋を一人でゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

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