
もつ鍋を囲む夜って、それだけで少し特別ですよね。ぷりぷりのもつに、にんにくの香り、味の染みたキャベツ。お酒が進む要素はそろっています。
とはいえ、鍋だけでは少し物足りないこともあります。そんなときに便利なのが、短時間で作れるおつまみです。今回は、もつ鍋の濃厚な味わいを引き立てる簡単レシピを15品ご紹介します。
もつ鍋に合うおつまみ選びの基本
こってりした鍋には酸味と香味を
もつ鍋は、しょうゆ味やみそ味、塩味など、スープに旨味とコクがあります。だからこそ、付け合わせには酢、ポン酢、梅、大葉、みょうがなどを使うと、口の中がさっぱりして箸が休まりません。
特に、トマトやきゅうりのような水分の多い野菜は相性抜群。冷蔵庫から出して和えるだけでも、立派な一品になるんです。
食感の違いを意識すると楽しい
もつのぷりぷり感やキャベツのやわらかさに、れんこんのシャキシャキ感、きゅうりのパリパリ感を合わせるのもおすすめです。食感に変化があると、同じ鍋を食べ続けても飽きにくくなります。
また、揚げ物や焼き物を少し添えれば、食卓に香ばしさが加わります。ただし、量は控えめで十分。主役はあくまでもつ鍋、と考えるとバランスが整いますよ。
お酒に合わせて味を変える
ビールなら、塩気のあるチーズちくわや無限ピーマン。日本酒なら、たことれんこんの酢味噌和えやかつおのたたき。ハイボールなら、梅きゅうりやねぎ塩厚揚げがよく合います。
迷ったときは「さっぱり系を1品、香ばしい系を1品」の組み合わせが簡単です。これだけで、家飲みの満足度がぐっと上がります。
さっぱり食べられる簡単おつまみ5選
1. トマトとしらすのポン酢和え
トマト1個をひと口大に切り、しらす、大葉、ポン酢、ごま油少々で和えます。仕上げに白ごまを振れば完成です。
トマトの酸味としらすの塩気が、濃厚なもつ鍋にちょうどよいアクセント。調理時間は約5分で、鍋を火にかけている間にも作れます。
2. たことれんこんの酢味噌和え
ゆでだこと薄切りにしたれんこんを用意し、酢、みそ、砂糖、みりんを混ぜた酢味噌で和えます。れんこんは薄切りにして、さっとゆでるだけで大丈夫です。
たこの弾力とれんこんの歯ごたえが楽しく、少量でも満足感があります。辛子を少し加えると、日本酒にも合う大人っぽい味わいになりますよ。
3. 梅きゅうり・4. みょうがのごま油和え・5. 豆苗カニカマナムル
梅きゅうりは、たたいたきゅうりに梅肉と少量のしょうゆを混ぜるだけ。梅の酸味が後味を軽くしてくれるので、脂のあるもつを食べたあとにもぴったりです。
みょうがのごま油和えは、細切りのみょうがに塩、ごま油、白ごまを加えます。豆苗カニカマナムルは、加熱した豆苗とカニカマを塩昆布、ごま油で和えるだけ。どちらも包丁とボウルがあれば作れます。
焼き物と揚げ物で香ばしさを足すおつまみ5選
6. はんぺんの柚子みそ焼き
白みそ、みりん、しょうゆ、マヨネーズ、刻んだ長ねぎを混ぜ、はんぺんに塗ります。トースターで表面に焼き色がつくまで焼き、柚子の皮を散らせばできあがりです。
ふわふわのはんぺんに、甘いみそだれがよく合います。もつ鍋のにんにく風味とは違う、やさしい香りを添えたいときにおすすめです。
7. チーズちくわ・8. ねぎ塩厚揚げ
チーズちくわは、ちくわに棒状のチーズを詰め、フライパンかトースターで軽く焼くだけ。お好みで黒こしょうを振ると、ビールが進む味になります。
ねぎ塩厚揚げは、厚揚げを焼いて、刻みねぎ、塩、ごま油、レモン汁を合わせたたれをのせます。外側は香ばしく、中はふんわり。もつ鍋のスープを邪魔しない味付けです。
9. れんこん塩きんぴら・10. 海老しんじょう風焼き・11. かぼちゃの甘辛焼き
れんこん塩きんぴらは、薄切りれんこんをごま油で炒め、塩とみりんで味付けします。しょうゆ味のもつ鍋に合わせても、味が重なりすぎません。
海老しんじょう風焼きは、刻んだむきえびとはんぺん、片栗粉を混ぜて丸め、表面を焼きます。かぼちゃの甘辛焼きは、薄切りにして焼いたかぼちゃに、しょうゆとみりんを絡めるだけ。甘みのある副菜が一品あると、食卓にメリハリが出ますよ。
レンジで作れるおつまみと締めのアレンジ5選
12. うま塩キャベツ・13. 無限ピーマン
うま塩キャベツは、ちぎったキャベツに塩、ごま油、鶏ガラスープの素、にんにく少々を和えるだけ。もつ鍋にもキャベツは入りますが、生に近いパリッとした食感が別のおいしさを生みます。
無限ピーマンは、細切りピーマンとツナを電子レンジで加熱し、ごま油、塩、こしょうで和えます。苦みがやわらぎ、野菜のおつまみを食べたいときにも作りやすい一品です。
14. キャベツと豚肉のもつ鍋風
ざく切りキャベツと豚バラ肉を耐熱容器に入れ、しょうゆ、鶏ガラスープの素、酒、にんにく、しょうが、ごま油を加えます。ふんわりラップをかけ、肉に火が通るまで電子レンジで加熱してください。
もつ鍋と似た風味ですが、別皿で出せば食卓にボリュームが出ます。鍋の具材が足りなかったときの追加おつまみにも便利です。
15. 明太ポテト・おつまみいなり
明太ポテトは、加熱したじゃがいもをつぶし、明太子とマヨネーズで和ります。大葉や刻みのりを加えると、博多らしい香りが広がります。
おつまみいなりは、味付き油揚げに酢飯を少量詰め、白ごまや大葉をのせると手軽です。締めのちゃんぽんや雑炊とは別に、途中でつまめる主食としても活躍します。
家飲みで失敗しない作り方と盛り付け
最初に冷たいおつまみを作る
家飲みの準備では、トマト和え、梅きゅうり、ナムルなどを先に作って冷やしておくとスムーズです。鍋が煮えるまでの時間に、すぐ出せる料理があると場が途切れません。
材料は一人分ずつ小皿に盛るより、大皿に少量ずつ並べると取りやすくなります。色の違う料理を交互に置くと、簡単な料理でも華やかに見えますよ。
焼き物は鍋が煮えてから仕上げる
はんぺんや厚揚げ、チーズちくわは、食べる直前に焼くのがおすすめです。香りが立ち、熱々のもつ鍋との温度差も楽しめます。
ただし、鍋と焼き物を同時に始めると忙しくなりがちです。冷たい副菜を先に並べ、鍋を食べ始めてからトースター料理を仕上げる流れなら、無理なく進められます。
味付けは薄めから調整する
もつ鍋自体にしっかり味があるため、おつまみは少し薄めでも十分おいしく感じられます。塩昆布や明太子、ツナなどを使う場合は、調味料を控えて味を見てから足しましょう。
取り皿には、ポン酢、柚子こしょう、七味、レモンを添えておくと便利です。同じ料理でも味変ができるので、最後まで飽きずに楽しめます。
もつ鍋のおつまみに関するよくある質問
Q1. もつ鍋に一番合わせやすいおつまみは?
迷ったときは、トマトとしらすのポン酢和えがおすすめです。酸味、塩気、香りのバランスがよく、しょうゆ味、みそ味、塩味のどのもつ鍋にも合わせやすいからです。
Q2. できるだけ火を使わずに作れますか?
作れます。梅きゅうり、トマト和え、豆苗ナムル、うま塩キャベツ、明太ポテトなどは、電子レンジや和えるだけで完成します。
厚揚げやはんぺんも、トースターを使えばフライパンなしで調理可能です。洗い物を減らしたい日は、耐熱容器とポリ袋を上手に使うと楽ですよ。
Q3. おつまみを何品用意すればよいですか?
2〜4人の家飲みなら、さっぱり系を1〜2品、焼き物を1品ほど用意すれば十分です。15品すべて作る必要はありません。
「冷たいもの」「香ばしいもの」「野菜の食感を楽しむもの」から一品ずつ選ぶと、味の偏りが出にくくなります。まずは気になる3品から試してみてください。
もつ鍋は存在感のある料理だからこそ、おつまみは簡単で大丈夫なんです。酸味のある和え物と、香ばしい焼き物を添えるだけでも、いつもの食卓がぐっと充実します。
今夜は冷蔵庫にある野菜や豆腐、ちくわを眺めながら、作れそうな一品を選んでみませんか。手軽なおつまみを味方につけて、箸が止まらない家飲みを楽しんでくださいね。

