
もつ鍋は、ダイエット中に食べると太るのでしょうか。ぷるぷるのもつに、たっぷりのキャベツとニラ。見た目は野菜が多く、いかにもヘルシーな鍋に見えますよね。
実は、もつ鍋そのものが太りやすい料理というわけではありません。ただし、もつの脂やスープ、シメの麺まで重なると、思った以上のカロリーになることもあるんです。この記事では、もつ鍋をダイエット中に楽しむための具材選びや食べ方、注意点をわかりやすく紹介します。
もつ鍋はダイエット中に太る?カロリーと栄養の基本
もつ鍋1人前のカロリー目安
一般的な牛もつ、キャベツ、ニラなどを使ったしょうゆ味のもつ鍋は、1人前で約350〜400kcalが目安です。具材の量やスープの濃さによって変わりますが、鍋料理として極端に高カロリーというわけではありません。
糖質は比較的控えめで、野菜も一緒に食べられます。一方、気になるのが脂質です。牛もつは部位によって脂の量が大きく異なり、ぷるぷるした部分が多いほど脂質も増えやすい傾向があります。
ほかの鍋料理と比べると?
100gあたりで見ると、もつ鍋はしゃぶしゃぶよりやや高カロリーになりやすいものの、砂糖を多く使うすき焼きよりは抑えやすい料理です。つまり、「鍋だから太らない」でも「もつだから必ず太る」でもありません。
太りやすさを左右するのは、もつ鍋の中身と食べる量、そしてシメまで食べるかどうか。ここが大事なんです。あっさりしたスープに野菜を多めに入れ、シメを控えれば、ダイエット中でも十分取り入れられます。
もつに含まれる栄養にも注目
もつには、たんぱく質やビタミン、ミネラルが含まれています。ただし、部位によって栄養成分は異なり、脂質が多いものもあるため、「栄養があるからいくら食べても大丈夫」と考えるのは避けたいところです。
また、野菜だけでは不足しやすいたんぱく質を補いやすい点は、もつ鍋の魅力。食事全体のバランスを見ながら、適量を楽しむのが現実的な付き合い方だと思います。
もつ鍋が太りやすくなる原因は脂・スープ・シメ
もつの脂を食べ過ぎてしまう
もつ鍋で最初に注意したいのは、やはりもつの量です。牛小腸などは脂が多く、少量でもコクと満足感が出ますが、追加注文を重ねると脂質とカロリーが一気に増えてしまいます。
「野菜をたくさん食べたから大丈夫」と思っていても、鍋の底には脂が溶け出しています。もつを中心にどんどん食べるより、野菜やきのこと交互に口へ運ぶほうが、満足しやすくなりますよ。
味噌味や濃いスープに要注意
味噌味やこってり系のスープは、濃厚でとてもおいしいですよね。そのぶん、調味料や油が多く使われている場合があり、しょうゆ味や塩味よりカロリーが高くなることがあります。
スープをすべて飲み干せば、具材に絡んだ脂や塩分まで取り込むことになります。ダイエット中は、具材を楽しむことを優先して、スープは味見程度にするのがおすすめです。
シメのちゃんぽん麺や雑炊
もつ鍋の誘惑といえば、最後のシメではないでしょうか。もつや野菜のうま味が溶け込んだスープに、ちゃんぽん麺やご飯を入れると、箸が止まらなくなります。
しかし、ここで糖質とカロリーが上乗せされます。鍋を食べたあとに麺やご飯をしっかり食べると、1食全体のエネルギー量が大きくなりがちです。どうしてもシメが欲しいときは、少量をみんなで分ける、または翌日の食事に回す方法もあります。
ダイエット向きのもつ鍋にする具材選び
キャベツ・ニラ・きのこをたっぷり
もつ鍋の定番であるキャベツやニラは、低カロリーで食べやすい具材です。加熱するとかさが減るため、生の状態では多く見えても、鍋に入れると意外にたくさん食べられます。
さらに、しいたけ、えのき、しめじなどのきのこを加えるのもよい方法です。きのこは食感が残りやすく、よく噛んで食べるきっかけになります。もやし、白菜、長ねぎなどを組み合わせても、ボリュームを出しやすいですよ。
追加するなら豆腐や鶏肉
もつだけでは物足りないとき、脂の多い肉をさらに足すより、豆腐や鶏むね肉、ささみなどを選ぶと調整しやすくなります。豆腐は鍋に入れると満足感が出やすく、味もスープになじみます。
鶏肉を加える場合は、皮を外したものが比較的使いやすいでしょう。もちろん、もつを完全に抜く必要はありません。もつを少なめにして、豆腐や野菜を足すという考え方なら、満足感を保ちやすいんです。
春雨や餃子は量を決めて
春雨はつるっと食べられるため、低カロリーな印象があるかもしれません。ですが、主な原料はでんぷんで、量が増えれば糖質やカロリーも増えます。ダイエット中は、少量にするか、糸こんにゃくに置き換える方法もあります。
餃子、油揚げ、厚揚げ、ベーコンなども、鍋に入れるとおいしい反面、脂質が高くなりやすい具材です。全部を我慢する必要はありませんが、もつと一緒に重ねないことがポイント。具材は「脂の多いものを一つまで」と決めると選びやすくなります。
太りにくいもつ鍋の食べ方と実践手順
最初に野菜ときのこを食べる
鍋ができたら、まずはキャベツやきのこ、もやしなどから取り分けましょう。空腹のまま脂の多いもつやシメに進むより、野菜を先に食べるほうが食事のペースを落としやすくなります。
ここで大切なのは、急いで食べないことです。熱い鍋料理は自然と時間がかかりますが、具材を冷まして一気に食べるのではなく、ひと口ずつよく噛んでみてください。満腹感を感じる前に食べ過ぎるのを防ぎやすくなります。
もつは下処理と量で調整する
自宅で作るなら、もつを下ゆでして余分な脂を落とす方法があります。ゆで汁を捨ててから鍋に加えるだけでも、表面の脂や臭みを減らしやすくなります。
ただし、脂を落としたからといって、何人前も食べてよいわけではありません。1人分のもつをあらかじめ取り分け、追加する場合も少量にとどめると安心です。お店では、もつの追加より野菜やきのこを選ぶのが無難でしょう。
スープとシメをコントロールする
スープは飲み物ではなく、具材をおいしくするもの。特に味噌味や辛味の強いスープは、飲み進めるほど塩分やカロリーが増えやすいため、具材を中心に楽しみましょう。
シメを食べるなら、最初に量を決めておくのがコツです。ちゃんぽん麺なら半人前、ご飯なら小さめのお茶碗にするなど、「少し味わう」くらいに。ニンニクや唐辛子は食欲を刺激することがあるため、食べ過ぎやすい人は量を控えめにしておくと安心ですよ。
もつ鍋とダイエットに関するよくある質問
Q1. もつ鍋は夜に食べると太りますか?
夜に食べたから必ず太る、というわけではありません。ただ、夕食後は活動量が少なくなりやすく、もつ鍋に加えてお酒やシメまで重なると、1日の摂取カロリーがオーバーしやすくなります。
夜に食べるなら、野菜を多めにして、もつとシメの量を調整しましょう。就寝直前を避け、食後すぐに横にならないことも意識したいポイントです。
Q2. しょうゆ味と味噌味ならどちらがよいですか?
一般的には、油や糖分を控えやすいしょうゆ味や塩味のほうが、味噌味よりカロリーを調整しやすい傾向があります。ただし、商品やお店によって配合は異なるため、味だけで決めつけることはできません。
味噌味を選ぶ場合は、スープを飲み過ぎない、もつやシメを控えるといった食べ方で調整できます。好きな味を完全に我慢するより、量と組み合わせを工夫するほうが続けやすいですよ。
Q3. ダイエット中はもつ鍋を避けるべきですか?
避ける必要はありません。もつ鍋は、野菜やきのこをたくさん入れられ、たんぱく質も補える料理です。問題になりやすいのは、もつの食べ過ぎ、濃いスープの飲み過ぎ、そしてシメの重ね食べです。
食べる頻度や1日の食事全体も見ながら、無理のない範囲で楽しみましょう。体調や食事制限がある場合は、個別の状況に合わせて調整してください。
もつ鍋は、具材と食べ方を選べば、ダイエット中でも楽しめるメニューです。まずは、キャベツやきのこを多めにする、もつは適量にする、スープを飲み干さない、シメは少量にする。この4つから始めてみてはいかがでしょうか。
「鍋だから大丈夫」と油断しないことは大切ですが、好きな料理をすべて我慢する必要もありません。食べる量と組み合わせを少し整えるだけで、もつ鍋のおいしさを味わいながら、ダイエットも続けやすくなりますよ。
